コールドバックアップとオンラインバックアップ
物理バックアップには、Oracle データベースを停止して取得するコールドバックアップ
と、起動状態のままバックアップモードに切替えて行うオンラインバックアップ
(=ホットバックアップ)がある。
24H365D 稼動のシステムなど、バックアップのためにデータベースを
停止できない環境では、オンラインバックアップを選択することとなる。
起動中にバックアップを取得する場合、1 度にデータベース全体をバックアップモードに
切替えてしまった方が楽だが、バックアップモード中の REDO ログ生成量が増えるという
ネックもある。これが許容されない場合は、表領域単位で行うことで対処する。
また、バックアップモードに切替える際は、アーカイブログモード
でなければならないという制約がある。
(ノーアーカイブだとコールドでしか取得できない)
データベース全体
-- バックアップモード開始 SQL> alter database begin backup; -- バックアップモード終了 SQL> alter database end backup;
表領域単位
-- バックアップモード開始 SQL> alter tablespace <対象表領域> begin backup; -- バックアップモード終了 SQL> alter tablespace <対象表領域> end backup;