接続要求を処理するサーバプロセス
リスナーは簡単に言うと、クライアントからの接続要求を処理するサーバ側のプロセス。
パラメータファイルの listener.ora の定義に従ってリスナーが動作する。
リスナーのポート番号
リスナーのデフォルトポートは 1521。
複数インスタンスが混在する環境では、ひとつのリスナーを共用することもあるし、
LSNR2(1522)、LSNR3(1523)のように個々に作成して運用することもある。
リスナーは指定されたポートに張り付いて監視していて、ネットサービス名が指定
された接続リクエストを受け付ける。そしてそのリクエストから接続先のデータベース
情報をレスポンスするという感じ。
listener.ora が格納されているパスはプラットフォームにより異なる。
Windows 環境の listener.ora
Windows ならデフォルトで %ORACLE_HOME%\network\admin 。
または、環境変数 TNS_ADMIN やレジストリで指定したフォルダも可能。
Unix、Linux 環境の listener.ora
Unix や Linux ならデフォルトで $ORACLE_HOME/network/admin。
または、グローバル構成ディレクトリも可能。Solaris なら /var/opt/oracle 。
※ このパスは、oraInst.loc や oratab なども格納されているディレクトリ。