コンテナ一覧を表示

マルチテナント構成では、コンテナ情報を参照する機会が多い。
PDB(プラガブルデータベース)を一覧で出力するコマンドを紹介する。



コンテナのステータスを確認

cdb_pdbs ビュー または dba_pdbs ビューを参照する。

SQL> select pdb_id, pdb_name,status from cdb_pdbs;

  PDB_ID PDB_NAME   STATUS
-------- ---------- --------
       2 PDB$SEED   NORMAL
       3 PDB1       UNPLUGGED
       4 PDB2       NEW
  • NORMAL
  • 過去に一度でもオープンした PDB

  • UNPLUGGED
  • アンプラグされた PDB

  • NEW
  • プラグされた PDB

    コンテナのオープンモード・制限モードを確認

    show コマンドで pdbs を指定する。

    SQL> show pdbs
    
      CON_ID PDB_NAME   OPEN MODE    RESTRICTED
    -------- ---------- ------------ ------------
           2 PDB$SEED   READ ONLY    NO
           3 PDB1       READ WRITE   YES
           4 PDB2       MOUNT        NO
    
  • CON_ID
  • 関連するデータを示していて、0~2は固定されている。
    0:CDB, 1:ルート, 2:シード, 上記以外:PDB
    つまり作成した PDB は 3 以降が割り振られる。(最大値:254)

  • READ ONLY
  • 読み取り専用モード

  • READ WRITE
  • 読み取り・書き込みモード

  • MOUNT
  • 停止状態(DB の MOUNT モードとは意味合いが違う)

  • RESTRICTED
  • RESTRICTED SESSION 権限を付与されたユーザに接続を許可するか
    要はメンテナンスによるアクセス制御を目的としている。
    RESTRICTED モード中はリスナー接続不可になるので注意。