DB起動停止を自動化(Unix/Linux)
OS を起動停止する際に rc スクリプトを用いることで
Oracle データベースやリスナー、Enterprise Manager の自動起動・停止が可能。
(1) dbora を作成
Oracle データベース管理者リファレンスよりサンプルスクリプトを入手し、
/etc/init.d に dbora (テキストファイル)を作成し、環境に合わせて編集。
(2) パーミッション、グループ設定
chmod 750 /etc/init.d/dbora
chgrp dba /etc/init.d/dbora
(3) oratab の編集
viエディタ でファイルの末尾に設定を追記する。
/etc/oratab
/var/opt/oracle/oratab (Solarisのみ)
% cat oratab # This file is used by ORACLE utilities. It is created by root.sh ~ 中略 ~ # Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed. orcl:/opt/app/oracle/product/11.1.0/db_1:Y --> 有効 hoge:/opt/app/oracle/product/11.1.0/db_1:N --> 無効
記述は 「 SID:$ORACLE_HOME:Y または N 」となり、
複数インスタンスが存在する環境でも、インスタンス単位で有効・無効の設定が可能。
(4) シンボリックリンクの作成
ランレベル 3 (マルチモード)で起動、ランレベル 0 (停止)で停止
させたい場合、下記のようにシンボリックリンクを作成する。
ln -s /etc/init.d/dbora /etc/rc3.d/S99dbora ln -s /etc/init.d/dbora /etc/rc0.d/K01dbora
設定後に OS 停止・起動で rc スクリプトが正しく実行されることを確認する。